かながわ「福島応援隊」vol.5 『第2回、福島市除染ボランティア!』
(ksvnでも掲載して頂きました。)
『 今日は11月11日、同じ金曜日です。あれから8カ月が経ちました。福島県は今、「復興ビジョン」をもとに「福島県復興計画」の策定
(平成23年12月策定予定)を進めています。これから10年、多くの方々の理解と支援が必要でしょう。「福島県への支援の輪」もっともっと広がらないと行けないですね。一つでも二つでも良い、福島県のために出来ることを。 』
今日の神奈川は雨です、でも明日は晴れ!。メンバーの息子さんを含めた4人で、今回は横浜に寄らずに直接福島へ向かいます。いつもの佐野SAで休憩、岩手県・宮城県に向けたボラバスもやって来ました。なんか、良いですねー。さて、安達太良SAでは仮眠です。寝袋が無い方は寒いかな、幸い今日は雨で少し温かい。紅葉・朝靄(もや)の中、6時半に起床し7時半に出発です。
(紅葉と朝靄の安達太良SA) (福島市の立ち寄りコンビニ)
福島市に入り、阿武隈川の橋を渡って国道115号線へ、いつものコンビニで昼食を確保し、集合場所へ。今日は9時になっても中々靄が晴れません。
(集合場所、まだ靄が掛かっています) (福島市社会福祉協議会さんのビブス)
受付で、黄色いビブスを渡されました、以前どこかで見たような黄色です。市の危機管理室長のご挨拶と防災担当の方より安全管理・作業内容などについてのご説明を頂き、マイクロバスで拠点の集会場に行き、さらにそこから歩いて作業するお宅へ移動です。
(作業宅へ移動中、綺麗な景色です) (作業前の説明中)
作業は『客土(きゃくど)』です。
・流れは、まず前日に
①業者の方が個人宅の屋根を高圧洗浄で除染、庭の表土を2㎝程削ぎ取り、草木も整理します。
②そして安全な山砂・砂利を運び入れます。
・私達の作業はここからです、削ぎ取られた庭に山に盛られた山砂・砂利で復元します。
③初めに歩くところに砂利を入れ敷石にします。これが午前の作業で砂利が意外と重い。
④次に山砂を庭の周りに入れて整地して行きます。午後作業で山砂は意外と軽いです。
・翌日には業者さんがさらに地固めをされるそうです。
(庭に積まれた山砂利、山砂) (大分綺麗になりました)
11時半近くで午前の作業は終了し、綺麗な風景を見ながら拠点の集会場へ戻り食事です。
地区の方がまた温かいお味噌汁を用意して下さいました。『温かいお心ですね』、感謝です。
(昼食に戻る所、スッキリ綺麗) (食事、温かいお味噌汁)
作業は終盤、山砂で整地です。綺麗になりました。ボランティアのマンパワーは改めて凄いなと感じました。初めてボランティアに参加者された息子さん、感じるものがあったでしょう。今度は岩手県、宮城県へのボラバスにご乗車かな。ありがとう。
(両側が山砂、真中が砂利、綺麗になりました) (マイクロに乗り戻ります)
帰りは、福島駅西口の中にある『極楽湯『福島りょうぜん漬』、『たまり漬け』(耶麻郡猪苗代)、参加頂いた皆さん、息子さん。ありがとうございました。
今回の思いは3つ。
一つ、
1.集合した時に、偶然にも郡山市の台風災害の支援でご一緒した白川市の方にばったり。
2.静岡(県)ボラの個人参加の方が、遠野市にも行かれたことがあり金太郎ハウスもご存知。
3.長野県からのお二人(同じく、安達太良SAで仮眠をとっておられたそうです)。
4.岩手県からの方、恩返しのつもりでと朝3時に現地入りし仮眠していたそうです。
5.なんと、三重(県)ボラの個人参加の方も、遠野市行きの三重県のボランティアバスに東京まで乗り、東京からは夜行バスで福島市に入り、作業後は今日帰路に就くそうです。凄い!の一語です。
んーん、みんななんて関心が高いんだろうな、とただただ感心です。
『神奈川からなんかもっともっと近いですよ』
二つには、
午後の作業中に水を忘れ、別の家の方にお水を頂きに伺いました、おばあちゃんが一人で土をならした、と息子さん(と言っても私より上の感じでした。)が。その息子さんに笑顔と元気はありませんでした。「なんて言うか、初めての感覚でした。」戻るときにはしゃがみこんでいました。このままで良いんでしょうか。
『福島の方がもっともっと笑顔で元気でないと』
三つには、
今回の活動での積算は約5時間滞在で2μsvでした。時間にすると約0.4μsv/時間位です。胃カメラが500μsv/回、胸のレントゲンが50μsv/時間。放射線は移りません。世界基準は年間1msv、福島はこの1msv以下にすることを目指します。支援の輪を広げませんか。
支援の輪の拡大に向けた『放射能・除染の勉強をみんなですることも大切ですね。』
最後に、
この除染活動は福島市が実施。今、伊達市も同じく募集を行っています。この動きは来年の3月の春先から広がるでしょう。また、避難解除となった川内村さんなども、帰宅に向けた支援ボランティアの募集がなされることでしょう。ボランティアの輪は確実に広がります。
さて、『かながわの一人一人はその時どうしますか?』
ボラバスチーム一員
【kfop】かながわ「福島応援」プロジェクト
かながわ「福島応援隊」なべ