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11/26(土)かながわ「福島応援隊」vol.6 『第3回、福島市除染ボランティア!』

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かながわ「福島応援隊」vol.6 『第3回、福島市除染ボランティア!』

はじめに、2011.12月版の福島市政だよりを目にしました。
見開きページに「大波地区の本格除染スタート」の特集から始まっています。10月29日の全国から駆けつけたボランティアの皆さん。落ち葉集めなどに汗を流した。2年前に廃校となった分校での活動の風景で、私たち参加者が写った写真が載っています。また放射線を知ろう!の連載もあります。
平成24年1月8日に行われる成人式のお知らせも持っています。復旧・復興の新成人です。

20111126-01福島市政だより

20111126-02福島市政だより

 

さて、今回は3回目です。参加者は3人で車は一台です。県民センタ―で集合、とても寒いですが、いざ一路福島へ。
佐野SAで休憩し安達太良SAへ、途中道路の修復工事があり片側通行の為に渋滞、東日本大震災本復旧工事が平成23年11月7日~平成23年12月まで続きます。
安達太良SAで仮眠、朝方とても冷えます。朝6時半に起床、天気が良いです。
皆さん安達太良SAを利用されますが深夜・帰りの夜ですね。
実は裏手から安達太良山を臨むことが出来ます。山頂は雪景色でとても綺麗ですよ。

20111126-04安達太良SA

 

11/26(土)の参加者は60人程、午後も50人程参加との事です。
集会場に一番乗りし全員集まるのを待ちます。外に目玉マークのテレビ局の放送車が来ました。
初めての参加者が大部分でした。住友スリーエムの方が5・6人でご参加、マスクもご提供頂きました。大日本住友製薬の方々も、なんと岩手25便に参加されてK堀さんが、一人でこられていました。

20111126-05待合室

 

全員が集まったところで、福島市 政策推進部 危機管理室 防災専門官の草野さんからの作業の安全管理・作業内容のご説明です。
福島弁でユーモアあるお話しで、場もなごみます。一度聞かないと損ですよ。

20111126-06草野防災専門官

 

除染は、業者さんは15社、面的除染を進め、除染モデルとして来年夏まで続けられる。
・年内145軒と12kmの道路の目標、ボランティアさんに参加して頂かないと出来ない。
・業者さんが頑張って一日1軒、ボランティアさんだと5軒が半日で仕上がる。
・1月~3月頭は雪で屋根には登れないので、畑・田んぼをボランティアなしで進める。
・残り260軒、春までに住宅と道路、夏までに畑・たんぼで大波地区を除染する
・沢水の田んぼなので影響が出た。残念。

『1月~夏に流れを変える!』強い言葉です。
『人が優しい気持ちで、のんびり暮らせるように』、と草野さん。

 

今日の作業は、A~Eの5班に分かれての作業です。私たちはなんと3人+班長の市のはんざわさん(分校でもご一緒)の4人で3軒を担当、キツイぞ、と草野さんより。

ワゴン車で作業場所まで移動し、客土です。削ぎ取られた敷地(庭・裏)に山砂で整地をして行きます。空気は冷たいですが汗、お宅のご主人様も一緒に作業して下さいました。何時の間にか11時、12時にと、3軒綺麗にしました。かながわから来ましたよ。ご主人様・奥様にも感謝頂きました。

20111126-07客土

 

作業中・食事の後でバス30人程は受け入れ出来るかの話をしたところ、今制限をしているが、広げる、制限を取る必要がある。業者さんはどんどん前作業をしてい頂き、ボランティアさんに仕上げをどんどんして頂きたい、お手伝い頂きたいと。

20111126-08客土仕上げ

 

昼食に集会場へ、温かいお味噌汁を頂きました。

隣にある大波小学校、福島にもサンタさんの願いが届きますように。30人が学んで居ます、何人かは他の地へ『除染が終わったら戻りたい』の願いです。

20111126-09お味噌汁と小学校

 

早目に作業は終わらせて頂き、温泉に寄る時間が取れました。
土湯温泉の通称「こけし湯」さんに寄り、暖まりました。8人位で一杯になる共同浴場250円で入れます。タオル・石鹸・シャンプーは持ち込みです。休憩所もあり無料で2時間まで使えます。横になりひと眠り。
向かいに雪景色の吾妻山、土湯小学校が臨めます。

20111126-10こけし湯

帰りに安達太良SAで「りょうぜん漬(http://ryozenzuke.jp/)」大波地区さん、僅かばかりの応援です。他にも色々買い込み、帰路へ。

20111126-11りょうぜん漬・活動名刺

 

積算は2μsv/積算で7μsv。活動用の名刺も作ってみました。
自宅からの走行距離は803km、片道約400kmです。

20111126-12積算と距離

 

年内は、残り12月3日(6人ご参加)、12月10日(12人ご参加、まだ車の支援車を待ってますが。)の2回です。続けます。そして広げます。

神奈川県の人口は900万人、1世代100百万人程。年に一度だけ参加として50週/年、1回30人で1,500人。凄い潜在マンパワーがありますね。

仮眠出来る所を探していますがふくしま県民の森様より
『遠く神奈川県から、さらには、個人のお車を使ってのボランティア活動、本当にご苦労さまです。また、福島県民の一人として、本当に有り難いことです。以前より、また現在も、福島県の復興に向けてみんなで努力しているところですが、何をさしおいても安心できる環境作りがかかせません。除染の問題も、除染した放射性物質の処理をどうするのかという問題に、すぐに突き当たり解決策が見いだせずにおります。自分たちだけの力ではとてもできそうにありませんし、また、心がおれてしまいがちになります。そんな時、県外からの暖かいご支援は何よりの希望です。そのようなこともありまして、私どもとしては、仮眠施設として、また、お帰りの際の休息場所(温泉を含めて)として是非使っていただきたいと考えております。もちろん、今までにご希望されるような施設の利用形態はありません。しかし、ご希望に添うためにはどうすれば上手く行くのかを考えるのが、私たちの仕事です。具体的にどうすれば良さそうかにつきましては、もうしばらくお時間をください。スタッフ一同、知恵を絞って考えてみたいと思います。どうか、私たちフォレストパークをご活用いただき、福島が元気になれるようお手伝いをいただければ幸いです。福島では、今週は初めから寒さが増してきました。昨日の朝は、吾妻連峰や安達太良山の山頂付近が、雪で白くなりました。寒さでお体を壊しませんよう、また、冬道で事故を起こさぬよう、十分お気をつけください。』
と。

除染活動に限りません、福島の皆さんに、かながわで、地元へ、観光へ、温泉へ、果物・農産物へ、と温かい支援の輪が広がっていくことを願っています。口コミで伝えて下さい。
福島のことを。


ボラバスチーム一員
【kfop】かながわ「福島応援」プロジェクト
かながわ「福島応援隊」 なべ